れいてアワード2023発表
皆さん、お久しぶりです。れいて(@Leyte__)です。
最後にブログを投稿してから3年も経っていました。宗谷訪問記を書くと言って書かずに4年経過しています。
今回、そんな記憶から忘れていたブログを書こうと思ったのは毎年Twitterでその年のいろいろをれいてアワードとして発表してたようなしてなかったような気がしたのですが、自分用のアーカイブとして残すために今回はブログとして書くことにしました。
れいてアワードとは何か?
@Leyte__ がその年の良かったもののあれこれをアワード形式で発表する自己満企画。
受賞したからといって特に何かあるわけでは無い。
今年のれいてアワードについては以下の賞を設けています。
ではよろしくお願いいたします。
アニメ賞
今年のアニメ賞は「スキップとローファー」です。おめでとうございます。
原作一巻は買っていたのですが読んだことないままdアニメストアで追っかけてました。そしてまだ原作のほうは読めてません。
れいてガールズこと村重結月さんが大変萌えでございました。
当時あまり意識していなかったのですが内田真礼さんが声当てていたんですね。本当にいろいろな声を使い分けるなあの人。
個人的にはアイコンにもなっているアニメのような、いわゆる泣きアニメーションの類が好みなのですがこのアニメについては泣きアニメーション要素はなく志摩君とみつみを始めとしたハートフルな展開が本当に良かったために入選しました。
今年見たアニメだとARIAも良かったのですが放送年が今年ではないため除外してます。
そもそも今年見たアニメが思ったより少なくて焦りましたね。
アニメヒロイン賞
今年のアニメヒロイン賞は「ミオリネ・レンブラン」です。
さっきあんなに言っていた村重結月さんではありません、本当にすみません。
初登場時に観たときは正直「どんな髪型してるんw」と思っていたし発言では度々イラつくようなことがあったのですが最終的にはサバサバ系の性格が大好きなのでそこが刺さりました。
あとアニメだけではなくファンアートの存在もかなり大きかったですね。
アニメの展開上、NTR展開のファンアートが多かった気がします。
あと、ファンアートでタイツ脱がしているのだけは許せなかったです。もうあれタイツが本体といってもいいでしょ。
どちらかというと外面よりも内面的な部分に惹かれて今回の入選で、アニメでは完全なツンデレ属性ですが私自身そこはあんまり評価しているわけはないしやはり先ほど言ったようにサバサバ系な部分がかなり強かったですね。
やれやれ。。みたいな態度が本当に好きですしそんな娘が不憫な目に遭うところが大好きです。
アニメ本編はハッピーエンドで良かった。
洋アニメのようなハッピーエンドの中でもバッドエンドな部分も混ざっているようなエンドだったら性癖がぶっ壊れていたと思います。
ありがとう。
楽曲賞
今年の楽曲賞はmiletさんの「Anytime AnyWhere」です。
葬送のフリーレンが放送されたのが確か10月なのでそこからまだ3か月しか経っていなくても今年リリースの楽曲の中では一番聴いたほど好きでした。
なんかこう、アップテンポの曲ではなくこういったサビが壮大でイントロはゆったりした曲が好きなんですよね。
ピアノやバイオリンが入ってるような曲がかなり好きなのでそこらへんもかなり刺さったのかもしれません。
最近思ったのですがその曲を構成する楽器がかなり個人的に重要視していることがわかりました。逆に歌詞とかはあんまりしっかり見ていないので完全に感覚派ですね。歌う方は音痴なのですが。
参考:今年聴いた曲の再生ランキング
※スクショ時点では青のすみかのほうが高い順位ですが現在はAnytime Anywhereが3位になっています。後で修正します
ベストバイ賞
My new gear… pic.twitter.com/A0sVpQlXK6
— れいて (@Leyte__) 2023年1月2日
今年のベストバイ賞は「Apple Watch SE2」です。
今年はずっと欲しいと思ってたゲーミングPCや一眼レフを買ったのですがそれらを抜いてApple Watchになりました。
うろ覚えですが去年はUNIQLOのパテッドマフラー、一昨年はiPad miniだった気がします。
買ったのは今年の1月2日で、出かけたついでに暇だからなんか買うか〜と思い衝動的に買ったので個人的にはこの選出になるとは思いませんでしたね。
買うまでは普段は腕時計付けないし正直いらないと思ってました。
大体買ってる人が挙げるメリットはスマホと連携できる、睡眠状態が測れる、Suicaなどの電子マネーが使えるとかですが、電子マネー系はスマホでやってますし睡眠時につけるのは邪魔といった感じでこれらは全く使ってません。
主に使ってるのは時計本来の時刻を見ること、iPhoneで再生中音楽のコントロールくらいです。
時計の文字盤を自分の好きな柄に変えれるので自分が撮った近代建築の画像にして画面を点灯させる度に画像が変わるのがかなり個人的に良かったポイントですね、これに関してはスマートウォッチの特権だと思います。(画像の写真は自分で撮ったものではないです)
再生中の音楽のコントロールに関しても本当に便利です。スマホをポッケに入れた状態でプレイリストで曲を流している時に気分じゃ無い曲をすぐにスキップできるのでかなりこの機能は重宝しています。
正直この2点のみで使うにしては値段が高いと感じるかもしれませんがブランド時計には全くと言って良いほど興味無いので4万で気に入った時計が手に入ったと思ったらコスパはかなり良い方ではないでしょうか。
追加であげるとしたら文字盤見たさに時計を見る習慣がついたことも大きいです。
電池持ち自体は1日使ったら充電しないと次の日は使えないのでそこが厳しいですね。買う前からわかっていたことではありますがやっぱり不便です。Huaweiあたりのスマートウォッチは2週間持つこともあるみたいなのでApple Watchにも最低3日は充電せずに使い続けることができるようになってほしいですね、そういうアップデートが入れば買い替え視野だと思ってます。
カレー賞
今年のカレー賞はハリマ・ケバブ・ビリヤニの「ラムビリヤニ」です。
間違いなく今年一番食べましたね。
カレーではなくビリヤニなんですがまぁカレーみたいなもんでしょ。そこらへんはあまりインド人も気にしないと思います、多分。
正直ここはビリヤニというよりラム肉を食べに行っています。このビジュアルで中にはかなり大きめのゴロゴロとしたラム肉が3,4つ入っていてその中でも筋を含んでいる部分がおいしいです。牛筋みたいな味を想像してもらえればわかると思います。
スパイスもかなり本格的で他のビリヤニを食べると優しめの味付けに思えるくらいパンチがあります。それもそれでいいのですが大味好きな方には特におすすめ。
店員に日本人の方がいないので最初はかなり癖強めに感じると思うのですが優しく接客してもらえる(丁寧とはまた違う)ので勇気出して入ってもらえればおいしいビリヤニが食べれます。
ここまで読んでカレー賞がビリヤニという事に不満な方への救済措置。カレーライスでいうと大阪にあるGharの秋季限定のこちらのカレーが一番美味しかったのでぜひ来年の参考にしてください。
基本初めての店は限定メニューに行かずに定番を抑えとくようにしてるけど並んでいる時にありえん美味しそうなマッシュルーム系のキノコの香りにやられてこちらを注文。
— れいて (@Leyte__) 2023年10月28日
ペッパーをはじめとしたスパイシーなキーマにマッシュルームなどの芳醇なキノコの香りのルー、甘味と酸味のアクセントのザクロ、 pic.twitter.com/cfajE1uTqr
美味しかったで賞
バーに来たはずなのに今まで食ったどのパスタよりも美味いパスタきて一口食べたあと思わず笑っちゃった pic.twitter.com/oxsDfPjqI7
— れいて (@Leyte__) 2023年10月8日
今年の美味しかったで賞は京都にあるロッキングチェアの「九条ネギとオイルサーディンのパスタ」です。
今年はフォロワーさんにいろいろ美味しいところに連れて行ってもらったり、旅行をしたりで結構いろいろ美味しいものを食べた年だと個人的には思っています。
食べたといっても単純に量や回数ではなくジャンルが幅広いという意味で。
そもそも食べ物を出す店ではなくバーなのですがここのパスタは本当に絶品でした。
もう満席だから早めに来て1番人気の席(店名通りのロッキ◯グチェア)取れてて良かった pic.twitter.com/VYAIbc4kOz
— れいて (@Leyte__) 2023年10月8日
雰囲気もいいのでそこもなんとなく味にブーストされているのかもしれないですがオイルサーディンの旨味が溶け込んだオイリーなソースの中に山椒でフレッシュさを感じて面はアルデンテな触感が残ったパスタ、本当に美味しかったです。
来年は美味しい麻婆豆腐を探す旅に出るつもりなので麻婆豆腐賞でも作ろうかな。お尻持つかな。
深夜アイス部賞
深夜アイス部
— れいて (@Leyte__) 2023年11月9日
これマジで美味い
TierSです pic.twitter.com/fyMilVbSca
今年の深夜アイス部賞は「MOW 洋梨」です。
これ本当に洋梨の味だけではなく舌ざわりまでそれっぽくて感動モノです。
みずみずしい洋梨にアイスのクリーミーさがかけ合わさって歴代食べた中でもかなり感動しました。
こんなにべた褒めしていますが一回しか食べられませんでした、200円前後のアイスってあまり手が伸びないということでコレ目当てでコンビニ行くこと自体がなかったことと夏以外にアイス食べるのは酔ってる時しか食べないのでそもそも酒を飲むことが少なったことが原因です。来年はいっぱい食べたいのでぜひ再販、贅沢言うとオールシーズンで出してほしい。
サーティ〇ンとかでこの味だしてくれたら食べに行きたいんですけどそもそもホッピングシャワーとか頼んでこの味見つけられなさそう。
惜しくも逃しましたがスーパーカップのチョコバナナ味も値段も味も最高だったので再販お願いいたします。あれ無限に食べたい。
今は冬なのでラムレーズンのアイスに溺れたいと思います。
お酒賞
今年のお酒賞は「赤武 翡翠」です。
これは悩む余地なく断トツでした。基本的にウイスキーやフルボディのワインなど樽香をお酒ではかなり好むのですが赤武の翡翠は日本酒ながらラムネのような爽やかな飲み口がかなり好みでした。
赤武の季節シリーズにハズレないですね。
季節限定酒でかなり人気なのですぐ売り切れてしまうので来年は絶対何本かゲットしていろいろな人と飲みたいです。
同人誌賞
今年は受賞なしです。
個人的に例年よりかは刺さるものが少なかった気がします
来年はいい同人誌と出会いたいですね。
快楽天賞
今年の快楽天賞は銭湯の話や登山の話など今年自分の中でかなりキテいる作家さんです。
個人的に好きなエピソードの傾向として、ヒロインのキャラデザ(最重要)、絵がキレイかどうか、プレイ内容、話の構成といった感じなのですがこの話はすべてに合致しています。
そもそも絵がキレイかどうかは完全に作家さんの名前の時点で決定されるものなので限られてくるのですが。
この夏が終わるのヒロインである千尋ちゃんのショートヘアにカチューシャスタイルがめちゃくちゃかわいい、年齢としては20歳前後か?AVとは違って同人誌には年齢設定し放題だからいいね。
1ページ目のプール監視員をしている描写でそもそも同い年の子供が少ないような地域で、横のつながりよりも縦のつながりが都会に比べて強いのしょうか。ここら辺は呪術廻戦の釘崎の回想シーンをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
もうほとんどスク水で過ごしているあたりも田舎という描写の補完になってていいですね。(さすがに道ではスク水の上にパーカーを羽織っています。田舎に行けばこれが見れますか?)
竿役であるアラサーの春樹に昔からひそかに恋をしていた千尋ちゃんの描写も序盤からえらくねっとりと描かれていて導入部分に関しては100000000000000000000点です。
春樹が気になって仕方ないような千尋ちゃんの気持ちも春樹はわかっているのかいろいろからかってるあたりも導入としてかなりいいですね。楝蛙先生の作品全般に言えることですが、導入部分の丁寧さについてはほかの作家さんに比べて群を抜いています。そして後述する終わり方についてもかなり上手いです。
都会で生活している春樹にとってスク水で生活している千尋ちゃんはおかしく見えるのか少しからかい、千尋ちゃんも恥ずかしさを意識し出します。ここ天才ですか。
とにかく序盤部分ではタイトルの「夏が終わる」を意識させるような描写が風鈴や蚊取り線香、日差しなどで表現されてます。
突然の春樹からの「キスとかする?」からプレイが始まるのも良いです。あまりにもいきなりすぎて手玉に取られている千尋ちゃんの可愛さが際立っています。
布団を敷かずに畳の上でしているのも計画していたものではなく突発的に始まったことを感じさせてくれます。
プレイ部分について細かく書くとBANされかねないと思っているので今回はあまり詳しく書きませんが、一番伝えたいのは安直にスク水を脱がさないのはもう職人技だと思います。
最後のページで春樹は実は都会に出て婚約していたことが子供経由で明かされます。
春樹はこのことを千尋ちゃんに伝えていなかったのは何故か、もしかしたら両想いだったのかもしれないですし春樹が都会に出た理由にも関係ありそうです。
でも本当は春樹が婚約していたことを知っていた千尋ちゃんのひとこと、
「ぜんぶ知ってたよ ばか」
でこの話は終わります。
たった1話のエピソードでとんでもない時間が詰め込まれているような、淡くて切ない話。
「夏が終わる」というタイトルですが終わったのは夏だけではなかったですね。千尋ちゃんにとっての夏。春樹にとっての夏、ここら辺のタイトル付けもいろいろな含みがあって好きです。
もうこれエロ漫画超えて文学だろマジで。
展覧会賞
旧下谷小学校校舎見学会
— れいて (@Leyte__) 2023年7月22日
長年、一般人は外からしか見ることができず区の関連者以外は入ることを許可されていなかった旧下谷小学校がこの度解体に伴い見学会と称して3日間のみ内部を見ることができるようになったので行ってきました
坂本小学校などに続いて都内から復興小学校が姿を消しつつあります pic.twitter.com/nthVMHUZVG
今年の展覧会賞は「旧下谷小学校 校舎見学会」です。
高校時代からずっと公開してほしいと思い続けた旧下谷小学校校舎ですが、この度解体されることが決まり最期の見学会として一般に公開されました。
都会にあるマンモス廃墟としてかなり有名で長らく区の管理化にありましたがもうすぐ築100年が経過することなどから関東大震災後に復興小学校として建てられていた旧坂本小学校に続き解体が決まりました。
坂本小学校に比べると床が抜けていたり正直解体されるのも止む無しといった感じで寂しくなります。それでも地域の方からは愛されていたのか卒業生などで賑わっていました。
こういった小学校の公開ではほかの建築とは違い人間が生活した跡をリアルに感じることができることも魅力だと思います。現在保存されている他の近代建築ではあまり生活の跡は感じることができませんからね。
自然と映る景色もセピア色のような不思議な感じです。実際に行ってみて同じような感想でしたら是非私まで。
現在もこういったものが見れるのは全国でいうと京都市の成徳小学校(常時公開はしていないはず)や滋賀の豊郷にある豊郷小学校(けいおんの聖地)ぐらいなので気になったら調べて行ってみてください。
2023年12月現在、校舎は解体されました。長い間、お疲れさまでした。
旧下谷小学校、もう完全に解体されてて悲しくなった pic.twitter.com/NHk8zUOcXP
— れいて (@Leyte__) 2023年12月9日
近代建築賞
船場ビルディング
— れいて (@Leyte__) 2023年10月28日
1925年
中に入ってみたいと言い続けて2年越しに今回入れて感動... pic.twitter.com/AlD9V80Ln8
今年の近代建築賞は「船場ビルディング」です
ここは近代建築の中でも内部の吹き抜けがかなり有名でいろいろな雑誌やサイトなどでも見るので知ってる方も多いのではないでしょうか。
基本的に普段は関係者しか立ち入れることしかできないため今まで3回ほど外から指を咥えてみることしかできませんでしたが今年、ようやく内部に入れました。
正直、建築としての意匠についてはここよりも好きな建築に今年は何回も訪れましたがこちらに入ってみたい思いがかなり強かったのでそういう意味での選出理由がかなり大きいのでそちらを期待されていた方はごめんなさい。
こういった近代建築ではホール以外で開放感を感じることは少ないのですがこちらは吹き抜けのおかげで廊下部分の解放感がかなりあって面白いですね。
ギャラリーや美容室などがあることからオフィスらしい殺風景を排除するため至るところに草が飾られていて良いです。
基本的に白・緑・赤の三色で内部が構成されているので統一感も感じることができるのですっきり見れます。狙っているのかは知りませんが。。
「名建築で昼食を」でもこちらのビルが紹介されているのでよかったら見てみてくださいね。
聖地訪問賞
個人的に良かった色づく聖地まとめ pic.twitter.com/k3SvfLPfnH
— れいて (@Leyte__) 2023年4月16日
色づく世界の明日から聖地巡礼
— れいて (@Leyte__) 2023年4月17日
めがね橋(キービジュアル) pic.twitter.com/Mri7WOyJdw
正直、今年長崎に行くとは去年は全く思っていなかったですがANAのセールなどの縁で今年は旅行の年になったので軍艦島目的で長崎に行ってきました。
ずっと色づく世界の明日からは百合アニメだと思っていたので見ていなかった歴史があり、そのことをフォロワーから糾弾されることも少なくないですが、見てからハマり5周くらい見返しています。
P.A.WORKSのアニメは結構地域性を感じるものが多く本作も例外ではありません。
実際に聖地はほぼそっくりそのままなので物語を体験するという本来の聖地巡礼にはかなりお勧めできると思います。
この時はほぼ聖地巡礼ブログのすべてを巡ろうとしてほぼほぼ徒歩だったのもあり1日3万歩弱、高低差100階以上といままでのアクティビティで見たこともないような値をたたき出しましたが普通の方は「めがね橋」「祈念坂」「グラバー園」「出雲近隣公園」この4つさえ行けばだいたい制覇できると思うので大丈夫です。それぞれ市電で行けるので1日で巡れます。
パネルなどはオランダ坂近くとグラバー園にしかないので聖地としての活動自体はそこまで活発ではありません(そもそも放送が5年前くらいなのもあると思う)が、アニメ自体の背景そのままなので行く価値はあると思います。聖地自体が観光地なので長崎の観光次いでに巡れることもおすすめポイントです。
れいてアワード2023は以上です。
正直趣味全開なので刺さる人は少ないとは思いますが参考程度に心の隅においていただけるようなアワードになっていれば幸いです。
今年はかなり紹介したいものがあったので賞の数が多くなってしまったので来年はいくつか省略するかこんな年末の深夜に急いで書くようなことがないようにしたいですね。
それでは皆さん、よいお年を。
レインボーブリッジ、徒歩で渡れるって知ってる?
8月まで及んだ長い梅雨が明け、連日のうだるような暑さで私の頭はおかしくなっていた。そうでもないと徒歩でレインボーブリッジを渡るという発送に至らないからだ。
さて、東京のシンボルと言えば何を思い浮かぶだろうか。ある人はスカイツリーを挙げ、ある人は東京タワーを挙げ、そしてある人はレインボーブリッジを挙げるだろう。実はレインボーブリッジは車での通行だけでなくゆりかもめも走っていると言うと大体の人は驚く、と思う。
しかしながらレインボーブリッジでは車とゆりかもめの通行だけでなく徒歩での通行もできる事はさらに知る人ぞ知ることなのでは無いだろうか。
9月が始まって2日、特に用事はないのだがどうせ歩けるのなら経験として一度は歩いてみるかという事で今回私はレインボーブリッジを徒歩で通行してみることにした。
レインボーブリッジ遊歩道の芝浦側の最寄りはゆりかもめの芝浦ふ頭駅となっている。特に意味は無いのだが私は田町から2km弱歩いて行った。田町からレインボーブリッジまでの道は歩いている人間よりもトラックなどの車の通行量が圧倒的に多くいかにも埠頭という感じで結構面白い。
途中、どう見てもLAWSONのロゴに「PORT STORE」と書かれている謎のコンビニもあった。
田町駅の芝浦口を出てから約20分南東の方に歩くとレインボーブリッジに繋がるループ線が見えてくる。これの迫力も中々のものだった。
そこからすぐのところにレインボープロムナード、今回渡るレインボーブリッジの遊歩道の入口案内がある。東京のシンボルのレインボーブリッジの筈だがレインボーブリッジ近辺には全然歩いている人がいない。観光地と言うよりはゴーストタウンに近いものを感じる。車はそこそこの通行量なのだが。
いやはや、本当に人がいない。周りを見渡せば高層ビルがちらほら見え自分がいる場所は都会というのを認識させてくれるのだが歩いている人間だけは全然見ない。
入口までくるとようやく人間とすれ違った。おそらくこのレインボーブリッジ遊歩道の係員さんで気さくに挨拶してもらった。田町から歩いて20分、自分以外の人間を見たのは久しかったので挨拶の仕方を忘れてしまいそうになったが。
入口はガラス張りのいかにもなデザインだが別に近未来感を感じる訳では無かった。
真下から見るレインボーブリッジはなかなかに迫力がある。ここまで来て思い出したことがある。私が高所恐怖症であることだ。スカイツリーの展望台やホテルのスカイデッキなどのガラス張りの高所よりも体育館の2階や歩道橋などの風を感じるような場所は極度の恐怖を感じるものであった。今回の遊歩道は橋を渡るぐらいの感覚で来てしまった為完全に失敗である。
ここまで来てしまったしとりあえず渡るか、と思ったがこれが完全に間違いだった。先に結論として言っておくと私と同じような高所恐怖症の人間には全くオススメできない。
エントランス部分には自販機やトイレ、休憩スペースなどがあるが冷房は効いておらず暑かった。もちろん人間の姿は見えず船の科学館本館のような未だに整備されているがまるで廃墟のような雰囲気で不気味に感じる。トイレは遊歩道にはなくここで済ませておかないと最短でも約20分は我慢することになる。高所恐怖症の私はここで済ませたが済ませていなかったらあまりの恐怖にレインボーブリッジでチビってたと思う。
遊歩道にはエレベーターで上がる。地上7階にありガラス張りで景色も見えるエレベーターだ。
普通の人には嬉しい演出なのだが私はこの時点で足がガクガクしていた。正直今回遊歩道を渡っている間はずっと引き戻してゆりかもめで渡ることしか考えていなかった。
エレベーターで上がるとすぐ道路と隣接した遊歩道にたどり着く。今回私は台場跡を見たかったので芝浦側から台場側まで南ルートで行くので車はこっち側にビュンビュン走ってくる。真ん中に見えるフェンスで覆われた場所はゆりかもめの線路になっている。
帰りにゆりかもめでレインボーブリッジを通った時は東京都心部を見ながら歩くことの出来る北ルートを歩いている人間を10人弱見たが私が歩いた時含めて南ルートは誰も歩いているところを見なかった。
2層構造になっていて上は首都高になっている。
歩き始めて10秒、橋が揺れていることに気がつく。
常時震度2くらいで揺れていてふわふわした感覚になる。気持ち悪い。
遊歩道に隣接する道路は一般道ながら車は飛ばしてくるし埠頭に近いために大型トラックも度々左車線を走ってくる。大型トラックが通る度にものすごい風が発生して帽子が飛ばされそうになるし更に揺れる。
遊歩道自体は海上高所にあるため風が涼しいのだがトラックの恐怖や高所恐怖症などもあって汗が止まらない。特に手汗がドバドバ出るため海側の写真を撮ろうものならスマホを滑り落として柵の下から海へポチャリ....。渡っている時は最悪のシナリオがずっと頭の中をぐるぐるしていた。崩落しないよな?とか。
少し歩くと品川第六台場跡が近くなってくる。
この台場跡は江戸時代、ペリー率いる黒船が来航した後に国防のために作られた砲台を設置した人工島のようなものだと思ってもらっていいと思う。
さっきの写真で左に障害物が映っていたので映らないように撮っているが手汗で滑り落としそうなのと恐怖で震えながらのために手ブレしてるか不安であった。
後ろに見えるお台場の近さからわかるように、これらの遺構が未だ臨海副都心部に残っていることに感動する。
台場は石垣で囲まれており中の方は緑が生い茂っているためあまり確認できなかった。船着場と思われる地点。「立ち入り禁止 東京都」と書かれており後述する品川第三台場跡とは違い一般人は上陸することかできない。波の影響か足場が崩落している部分も見受けられる。
さらに少し歩き丁度遊歩道の中間地点だろうか、ゴミ箱が置いてある室内空間が広がっている。ゴミ箱しか置かれておらずここは遊歩道などの掃除用具を置くための場所なのだろうか、詳しくはわからなかった。
ガクガク震える足を引きずりながら恐怖の中ここまで来てしまった。ほぼ中間地点なのだろうと言うことで、ここで引き返しても結局変わらなくなってしまった事実にさらに体の震えが止まらなくなる。しかし、後で引き返しておけばよかったと何度も思うことになる。
ここからさらに少し台場側へ歩くと品川第三台場跡が見える。ここは現在台場公園として整備されており台場側から上陸もできるようになっている。しかしこの日はオリンピックに伴う準備工事/一旦撤去工事のために上陸ができなかった。
こちらの船着場部分も崩落したような跡が目立つ。
さらに歩く。もう台場まで少しだろう、終わりが見えてくるはずだ思った。遊歩道上を覆うように走っていた高速道路部分が少し逸れ、上部分の見晴らしが良くなったと思ったのも束の間、柵がなくなった。柵があるけどミシミシいって不安感が増すんだよな、と愚痴っていたがいざ柵がなくなるとそんなことはどうでもよくなるぐらいの恐怖に襲われた。なんだかんだ言って柵に安心感を覚えていたらしい。柵はないのに橋自体はまだまだ揺れるし今まで遊歩道から転落した人おらんのかな?と縁起でもないことで頭がいっぱいになりながら、最後まで歩ききった。
台場側から見た遊歩道
台場側からはエレベーターで上がるわけではなく緩い坂を登ってになる。入口部分も芝浦側とは異なった感じでまた面白い。歩き終わった感想としては達成感よりも解放感の方が強かった。
レインボーブリッジを徒歩で渡ったという経験は凄くいいものだった。もう私は二度と歩かないけど。高所恐怖症でない人にはオススメできると思う。遊歩道には開放時間があるので開放されている夜に北ルートを歩くと夜景なども綺麗だと思う。
最後に、帰りのゆりかもめで渡ったレインボーブリッジはちょろかった。冷房効いてたし。
何かあれば
のTwitterアカウントまで。怖すぎて吐きそう
— 夏休み (@Leyte__) 2020年9月2日
ウェアハウス川崎 訪問記
はじめまして。れいて (@Leyte__) | Twitter です。
普段はTwitterでくだらないことを呟いて大学生の貴重な時間を消費している僕ですが今回はウェアハウス川崎に行ってきました。
アニメオタクの僕は廃墟マニアでもあるので九龍城を再現したウェアハウス川崎店には前々からずっと行きたいと思っていたんですが重い腰を上げるのには至らず最近まで過ごしていました。11月17日の23:45に閉店するそうなのでこれはいかなくては!となって行ってきた次第です。
ウェアハウス川崎さんは18歳未満は立ち入りが禁止されているので18歳未満の方はこの記事や他の方の記事で行った気分を味わってください。
川崎駅から徒歩5分の場所に錆だらけの異質な建物が急に現れる光景は是非一度体験してほしい。もちろん店内もだけれど。ちなみにこの錆は実際に錆びているわけではなく塗装で中も衛生面が悪いわけではないので潔癖症のアナタ、安心してください。
入り口からなんというか…もう雰囲気出てますよね、コレ。入り口や外観だけ見ると中がゲーセンやネットカフェが入ってるなんて誰も思わないでしょ…。
重厚な鉄の扉(実際は自動ドア)が開くとそこにもドアが。実はこの赤い扉の前には心臓が弱い人には少し酷なある仕掛けがあるので注意しておいてください。本当にいきなりくるので結構びっくりします(笑)
驚く仕掛けを越え中に入ると想像以上の暗さ、日本では体験できないような雰囲気を早速味わえます。トタンの壁が再現されていたり実際の出口も九龍城っぽい表記で描かれています。
個人的に一番のお気に入りが1階の一番奥にあるエレベーター前のここです。ネオン管で「電脳九龍城砦」と書かれています。
この下の水は本物の水なので堕ちたりすると危ないです。とても狭いので人がいるときは早めに逆側にわたってあげてください。
続いてエスカレーターで2階に上がります。
2階に上がってすぐ飛び込む光景が上の2枚です。
実際には2階はゲームコーナー部分になっておりここにレトロなゲームが置かれています。奥の部分は特に九龍城が再現されているわけではなくプリクラやクレーンゲームが置いてあるごく普通のゲーセンになっています。
一部3階へ吹き抜けになっていて3階からは下の2枚のような感じです。
洗濯物が干されていたりこの環境で人が生活していたと思うと少しゾッとします。
ここのレトロゲームの隣には説明書きがおいてあってマニア以外の人もどういうゲームなのかやルールなどがわかるようになっています。親切ですね。
こういう形のゲーム、家に一台欲しいですよね。この筐体ではないんですが実際にプレイしてみましたがすごくシンプルな操作、ルールのゲームで時代を感じました。こういうシンプルなゲームほど奥が深くて熱中できるんですよね。
いや…お前そこに置かれてるのかよと突っ込みたくなるような背景とのミスマッチ。
このほかにも普通のゲームコーナーじゃないところに頭文字Dやマリオカートが置かれてたり面白いレイアウトになってるのも是非現地で体験してほしいところです。
巨乳護士…風俗系の張り紙ですかね?こういう風俗や性病などの注意書きがあるあたりがスラム街としての九龍城を再現しているんでしょうね。
3階にあがるとメダルコーナーと閉店のお知らせが。3階部分は神殿っぽい装飾がされていましたが九龍城とはあまり関係ないのかな…?
神殿っぽいオブジェ…?
4階部分はダーツやビリヤード、卓球ができるようになっていて大きめのゲームセンターにある設備って感じになっています。瓶のコーラなどが売ってます。
5階はネットカフェになっているのですが今回はいきませんでした。
エスカレーターを下って1階に戻ると入る時には気が付かなかったお人形が。こういうのがあるから18歳未満は禁止なんですかね。
出口を出るとただの駐車場、夢を見ていた気分から現実に引き戻された感じがしました。
個人的に2階のトイレ(もちろん撮影はしていませんので画像はないのですが)が1番雰囲気があったので是非行く際はちらっとトイレに寄るのをオススメしておきます。
廃墟マニアとしてはもう取り壊されてみることのできない九龍城を体験できるとても貴重な体験をさせてもらいました。
経営悪化による閉店ではないみたいのでまたこのようなコンセプトがあるゲームセンターができるのひっそり期待しておこうと思います。
これにてウェアハウス川崎 訪問記終了とさせていただきます。最後まで見ていただきありがとうございました。
ウェアハウスさんHP
アミューズメントパークウェアハウス川崎店
住所 210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町3-7
営業時間などはこちらでご確認ください